(生馬・牛皮消、 Cynanchum caudatum)キョウチクトウ科ガガイモ亜科イケマ属の多年草。
別名、「ヤマコガメ」「コサ」。北海道、本州、四国、九州に分布する。
全草有毒だが、根は漢方薬として用いられる。アサギマダラの幼虫はこの葉を食べて毒を蓄える。
珍しい名前と思ったらアイヌ語だそうだ。
*イケマはアイヌ語で「神の脚」、太い根をもつことに因む。属名はギリシャ語のcyno(犬)とanchein(殺す)が語源で、犬を殺すほどの毒があることに因む。
撮影日:2023年7月29日 撮影場所:山梨県富士河口湖町
イケマがあったら「来いま」もあるのかな~なんて馬鹿なことを考えました。いくよ・くるよじゃあるまいし~。
アイヌ語でしたか。何て意味なんだろう。
by LimeGreen (2023-09-01 01:29)
敢えて毒を食べて体内に蓄える、進化の過程で獲得した防衛手段なんですね。
しかも動植物は言葉を持たない(と人間は思っている)のに、毒だと分かる。
アサギマダラの成虫は綺麗なのに、幼虫は見た目も毒々しいですねぇ。
by 親知らず (2023-09-01 08:22)
>LimeGreenさん
ありがとうございます。注釈を追記しました。直訳すると「神の足」だそうで、根が太いことに由来するそうです。
>親知らずさん
ありがとうございます。毒を知っているのは長年の世代交代のうちにDNAに刻まれているのでしょうか。ジャコウアゲハなどは成虫になっても胴体が毒々しいです。
by Nyandam (2023-09-01 20:19)